ひとひろ

日常より、もう少し深いところへ。ひびのこと、たびのこと、ならのことを綴ります。

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【おそとのええとこ】春の日をたゆたう【奈良-大和郡山市】

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ええとこの機会を逃さない

「行ってみたいけれど行けていない」ところがたくさんあります。
時間がないから、遠いから。
なにかと理由をつけては、行くことに尻込みしてしまっていました。
春になって、気持ちものびやかになったからか、最近はそんな場所へ訪れることをひとつの試みにしています。

今回の「おそとのええとこ」は奈良・大和郡山
金魚の町として有名です。
絶対にええとこがあると確信しながらも、訪れるには至っていませんでした。

この度「お城まつり」が開催、時代行列も行われるとのことなので、これを逃す手はないと決心して軽率にお出かけしてきました!
(お城まつりは4/9までとのことで、遅れた記事になりました……)

お気に入りのイヤリングで、気合も充分に。

お狐さまに化かされながら

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大和郡山は、郡山城を中心にええとこが点在しています。
そのうちのひとつ、源九郎稲荷神社
歌舞伎がお好きな方は必見です。

「お城まつり」での白狐渡御は、可愛いお狐さまが迎えてくれるこの神社から始まります。
訪れたときには、狐に変身する前の子供達がたくさん境内に並んでいて、なんだかほっこり。
レトロなお神輿も可愛いです。
きっと地域のお祭りとして、根付いているのだろうなと感じるひとときでした。

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大阪人だからか? シュールなものが大好きです。
大和郡山には、なんだかにやりとできるものがたくさんありました。
この笑いのツボをお伝えするのはなかなか難しいので、写真だけ。

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友人「……この松、めっちゃフレミングの法則に似てる」

思わず納得して、ぱしゃりと1枚。

ほころびはじめた春を探して

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めいめいの笑いのツボを堪能した後は、桜さがしへ。
大和郡山の中心?郡山城には桜がたくさん植わっています。
訪れた当時はまだつぼみがほころびはじめた頃合いでした。
薄紅に、心が浮き立ちます。

郡山城は、壮麗な天守閣があるようなお城とはまた一風変わっていて、味わい深いええとこでした。
広い敷地内を、のんびりお散歩できるのが楽しいです。
素敵なレトロ建築もありました。

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この後、当日のメインイベントの時代行列を拝見しました。
地元の方や、奈良のその他の地域・山梨など戦国時代に縁のあった地域の方が時代衣装を身にまといます。
奈良らしいテンポでのんびりまったり、行列が続くのに癒やされました。

目的のない日もときには大切

この日は「とりあえず郡山を楽しむ」を目的に友人と集まりました。
特に目的地も定めず、ふんわりと歩いたのですがこれが楽しくて。
ときには金魚のように、どこかをたゆたうことも大切なのでしょう。
ひねもすのたり、のたりかな。
奈良には海はないけれど、ゆったりとした時間が流れていました。
皆さんのお近くにも、きっとそんなええとこが、潜んでいるのかもしれません。
読んでいただき、ありがとうございました。

 

ゆのじ