ひとひろ

日常より、もう少し深いところへ。ひびのこと、たびのこと、ならのことを綴ります。

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【おそとのええとこ】 人がまじわるところ 【萩】

2016年初の一人旅。
場所を具体的に書かずに、準備記事を書いていました。
写真だけあげて「私はどこにいるでしょう?」なんてやってみようと思ったことも。
結論から言うと、そんなことをする暇はどこにもないくらい、めまぐるしい旅になりました。
今回は山口県~福岡県の「おそとのええとこ」を開拓してきました。
まずは山口県から!

山口県って何でできてる?

「ゲストハウス・街歩き・日本酒」という旅の軸を据えながらも、きっかけは本当に些細なものでした。
中国地方で山口県だけ訪れたことがなく、また実際に何があるか全く知らず……だからこそ、開拓してみようと思いました。

萩ゲストハウスruco

萩ゲストハウスruco | 山口県萩市に宿泊

素敵なゲストハウスがあったので、萩を目指すことを決定。
「流れが交差する所」というキーワードにきゅんときました。
夜行バスで大阪から12時間かけて向かいます。
空気枕と空気クッションは必須です。
今まで導入なしで利用していたのが信じられないくらい楽でした。

萩のバスセンターから徒歩数分のところにrucoはあります。
明るくておしゃれな建物なのですぐに分かりました。

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ひとまず荷物を預けにいったところ、オーナーさんと常連さんが。
そして30分もしないうちに、萩を案内してもらうことが決定していました。

あまりにもナチュラルな展開でしたが、ここで乗っかっておいた方が絶対に楽しいと本能が叫んでいたので従いました。
他のゲストさんも連れ立って、三人で萩観光へ。
松陰神社? 松下村塾? 色々ふんわり考えていた名所は今回はお預けです。

車で向かったのは、道の駅発祥の地「道の駅阿武町」の温泉。まずはほっこり。
キウイが名産とのことで、買いたくて仕方がなかったです。

日本一小さな火山! 笠山

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自分ひとりでは行けなかった場所。
日本一小さな火山だそうで、火口まで降りることができました。
椿が有名でお祭りもあるとのことなのでまた訪れたいです。

展望台からの眺めは最高!
点在する島々はフラットな形で、すっきりしていて素敵。
さすが日本海、風が強くて寒かったです。

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池なのに海? 明神池

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明神池は池なのに、海のお魚がたくさん泳いでいる不思議な池。
岩の間を海水が染み出しているのが理由のよう……
水がとっても綺麗で、眺めていて飽きません。

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池の近くのお店ではこんな装置がぶんぶん回っていたりして楽しいです。
干物を干す装置のようなのですが、それすらも非日常ではしゃいでしまいました。

偶然にも同行者たちがゲストハウスに精通した方で、興味深い話をたくさん聞きながら、車内でも和気あいあいと盛り上がりました。
おしゃべりだけど引っ込み思案な自分に、一時的に外向きモードがインストールされていた気がします。

そして車中の話から唐突に、秋芳洞へ向かうことに。
「山口県って何でできてる?」
真っ先に思いつくけれど、STEP3「プランを練る」の段階で、交通アクセスの面から断念していた場所。
よもや行けることになろうとは……素敵な軽率さに感謝です。

ちっぽけな自分を感じる空間

長い長い時をかけて、どうしてこんなものができるのか。
鍾乳洞の中に入ったとき、ただただ溜め息しか出ませんでした。
まっくらで壮大な洞窟はまるで宇宙のようで。
自分の小ささや、悩んでいることの些細さを突きつけられるようでした。
写真を撮っていたのですが、途中から2Dでは表現できないと思って撮影をやめてしまったくらいです。

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ガイドしてくれていた方が何度も訪れるほど好きだというのが分かった気がします。
本当に、行けてよかったです。

人がまじわるところ

宿に帰ったあとも、さらに他のゲストさんとお話したり、ご飯へ行ったりしました。
たくさんの人の人生に触れて、とても刺激になりました。
旅をしている人、お子さんがいる人、結婚する人、仕事に打ち込む人……rucoは本当に様々な「流れが交わるところ」でした。
世界に知らないことが多すぎて、焦らなかったわけではないのですが。
もっと、自分の流れを見つけたいなと思いました。

ここに泊まったことで「おそとのええとこ」をたくさん知れました。
こういう化学変化があるから、一人旅にハマってしまうのかもしれませんね。
とりあえず本日はここまで。
読んでいただき、ありがとうございました。

 

ゆのじ