ひとひろ

日常より、もう少し深いところへ。ひびのこと、たびのこと、ならのことを綴ります。

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【おそとのええとこ】 あっという間の最終章 【小倉】

▼ これまでの旅程

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萩・下関・門司港と続いてきた旅ももう終盤。
あっという間の三日間でした。

 レトロ建築探訪 私のルール

朝からお寿司を堪能、おみやげに地酒を買い込んで、ようやく門司港の観光へ。
炭坑で栄えた街は、今も歴史の面影がそこかしこに残されています。

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門司港駅の駅舎は現在工事中。
残念ですが、解体している様子からは建物への愛情を感じます。

 

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レトロ建築を探訪するときの個人的ルールは「格式高い女性を気取る」です。
軋む床を踏んで歩くときも、古めかしい階段を上るときも。

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たとえ背中に地酒の入ったリュックを背負っていても、ちょっと上流階級のひとを気取りながら歩いてみます。
せかせか歩くのではなく、歴史の時間に合わせてみるのが楽しいのです。
言葉にするとすごくシュールですが、モチベーションを上げるのにこのルール、意外と活きてきます。
普段から落ち着きと余裕のある、大人の女性になりたいものですね。

 

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お昼前のおやつは税関のビルに入っているフルーツパフェのお店で。
フルーツ→アイス(クッキーやフルーツソース入り)→ジュレの三段構造で、最後まで飽きずに食べられますよ。
フルーツ好きの方はぜひ味わってみては。
門司港の海を望みながら、しあわせを噛みしめました。
この建物自体も展望室があったりと、探索しがいがありました。

必見! 三宜楼

門司港のレトロ建築は、洋館だけではありません。
「三宜楼」はかつて芸者さんがいた、高級料亭。

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かなり大きな木造建築で、見応え抜群なのになんと観覧無料です。
ガイドの方が説明をしてくれるので、建物の工夫や歴史的背景をたくさん知ることができました。
洋館も好きなのですが、日本家屋の中に潜む「趣」にもときめきます。

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この階段の下地窓は松→雲→富士、そして月とつながっているとのこと。
なんと奥ゆかしい表現なんだろう、と身悶えてしまいました。

建築で心を満たし、いよいよ最後の地、小倉へ向かいます。
新幹線が止まるだけあって、予想よりも大きい!
なんと偶然にもクロネコさんが駅前にいました。

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向かうのは日本で最初のアーケード商店街、魚町銀天街。
昨日の約束通り、お姉さんに少しだけ街を案内してもらいました。
かつてはジェラルミンでアーケードが造られていたので「銀天」と呼ばれていたそうです。
商店街の衰退が叫ばれていますが、ここはとっても活気がある通りでした。
リノベーションプロジェクトも積極的に興っており、気になるお店が本当はたくさんありました。

銀天街を抜ければすぐそこには、旦過市場。
さらににぎやかで、ディープな世界が広がっています。
裏道も案内してもらったのですが、木造の部分や、船を係留しておく金具が残っていたりとわくわくする要素だらけでした。
短い時間でしたが、小倉は「おそとのええとこ」リストにばっちり入りました。
旦過市場からすぐ近くの、ゲストハウスTanga tableにもまた宿泊したいです!

次の「おそとのええとこ」を探して

振り返ってみれば、二泊三日。
プランを練ろうとしたり、色々試みたものの最終的には化学反応ばかりでした。
そして楽しい化学反応ばかりで、充実した時間になりました!
新年一発目の「おそとのええとこ」は、また訪れたい場所が増えるという結果に終わったのでした。
長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。
次はどこへ行こうかな?

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ゆのじ