ひとひろ

日常より、もう少し深いところへ。ひびのこと、たびのこと、ならのことを綴ります。

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【おそとのええとこ】「しんとした」音をきく(1)【奈良-天川村】

2月のやりたいことリストに掲げていた、少し不思議な項目があります。

冬の天川村にこもって「しんとした」音を聞く

実は2年前の夏、はじめて天川村を訪れたゆのじ。
それからすっかり、虜になってしまいました。

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「しんとした」音がする?

「しんとした」というとても詩的な表現を聞いたのは、昨年末に催されたトークイベントでした。
それは、『ことのまあかり』さんでの、私が天川村を訪れるきっかけとなった「天川本」の執筆者生駒さんと、大好きなお宿『ゲストハウス琥珀』のオーナー境さんの対談。

天川村の旅館で働かれていた境さんのひとことが、刺さったのです。
冬の天川村では「しんとした」音がする、のだと。

夏の天川村しか知らない私は、いてもたってもいられなくなって、天川村のチラシをリビングのテーブルににそっと置いたりしてみました。
そして、願い叶って、冬の天川村にこもることが決定したのです。
ちなみに置いていたのはこちらのチラシ。
「冬の天川村にこもろう」

冬の天川村にこもろう |奈良ええとこキャンペーン

「奈良ええとこキャンペーン」の一環で、3月4日まで路線バスのキャッシュバックキャンペーンを行っています。
往復路線バスを利用し、対象のお宿に泊まった場合に適応になるプランなのですが、初めて天川村を訪れるのにはいいきっかけかも?

奈良 奥大和旅 冬の天川村にこもろう|観光・おでかけ|近畿日本鉄道

今回は車で訪れましたが、冬は雪道ドライブになってしまうので、公共交通機関を利用するのは安全面でもオススメできます。
天川村=遠いというイメージがありましたが、バス利用でも大阪阿部野橋駅から約2時間でいけちゃいます!

天川村の雪を「ざくざく」踏みしめて

天川村のお隣、黒滝村を抜けると、道端に白いものが。
やはり天川村は寒いようです。
今年は特に大雪で、村の人々も大変だったようでした。
でも天川村のひとは、冬を素敵に楽しんでいたのです。
それが、こちら。

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なんと村に入ってすぐの場所に雪っ子広場が用意されているのです!
しかも場所の提供だけでなく、ソリやスコップなんかも置いてあり、さあどうぞと言わんばかり。

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晴天でもう雪は雪遊びをするには固くなってしまっていたけれども……遊ばないわけにはいられない!
というわけでにーさんにソリを引いてもらいました。

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大人になってからやるソリ遊びは、意外と走行感があって怖かったです。
ハンドルも思わずもげる始末。

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はしゃぎすぎて、近くにいたおじさんに笑われちゃいましたが、雪を大満喫できてよかったです。

水も「きんと」凍てつく寒さ

洞川のお水は「ごろごろ水」と呼ばれ、県外からも汲みに来るひとがいるほどの名水です。
夏は涼で人々を癒やす水も、あちこちで凍りついていました。
お水を引く用水路から溢れた水は、まるで氷瀑のように。

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静かで、美しい光景でした。
「しんとした」音の気配が、感じられます。

冬の天川村で、私を確かめる

夏と比べると、冬は行者さんもいないので人通りが少なくて。
だからこそ、「私がいる」という感覚をより強く味わうことができました。
雪の白の中、立っている、私。
「しんとした」音を探して冷え切ってしまいました。
夏とはまた違うこの感覚、すでにやみつきになりそうです。

後編では、天川村の冬の、あたたかいお話を。
読んでいただき、ありがとうございました。

ゆのじ