ひとひろ

日常より、もう少し深いところへ。ひびのこと、たびのこと、ならのことを綴ります。

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『吉野葛』を読んでみた

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こんにちは、ゆのじ(@hiromyarm)です。
今年は奈良の細かい部分もしっかり勉強していきたいなと思っています。
学ぶべきことが多すぎて、何から手を付けたらいいか分からないけれど……
知っているからこそ「おお!」と思えることも多いので、こつこつ積み重ねてゆきたいと思います。

奈良のことを書いている本を読んでみよう

とりあえず、奈良のことを書いている物語や随筆を読んでみたいなと思いました。
色々と調べてみて、最初に選んだのが 谷崎潤一郎 『吉野葛』です。
今年は葛攻めたいなと思ってるし! くらいの気軽な気持ちで読み始めました。

谷崎潤一郎 『吉野葛』を読んでみた

書評記事は苦手なので、つらつらと。
青空文庫で読みました。

谷崎潤一郎 吉野葛

余談ですが、青空文庫のそのままの本文だと読みづらいのでこちらのアプリを導入しました。
kindleなどの読書アプリと比較すると機能はかなりシンプルですが、縦書きになるだけでありがたいです。

play.google.com

物語は谷崎潤一郎(=「私」)が小説のネタを求めて吉野にやってきたけれど、最終的に友人の津村の吉野との縁やその母の思い出の話になる感じです。
冒頭部分で南北朝時代・後南朝の話が少し出てきて、ああ勉強せねばと頭をかかえることしきりでした。
(南の方へいくとやはり史跡がたくさんあり、そのゆかりの話は学んでおきたいなと思うので)
昨年は吉野の周辺に訪れる機会もあったので、知っている地名が出てくるだけでもわくわく!

行ってみたい場所・知ってみたいこと

川上村の柏木に「私」が宿をとる、という一節がありまっさきに浮かんだのが「朝日館」さんに宿泊したい!でした。
昨年実施のイベントでお世話になった老舗旅館で歴史を味わいたい。

やっぱり各市町村のページにもきちんと書かれているのですね。

  • 吉野・国栖の和紙

物語の中で国栖で作られている和紙が印象的に出てきて、その表現が美しくて。
なんとなしに和紙が有名なのは知っていましたが、一度じっくりと見てみたいなと感じました。

やっぱり奈良は深くて、面白い

奈良で暮らせば暮らすほど、自分の浅さに打ちのめされるばかりです。
それだけ積み重ねた歴史があって、織りあげられた物語があるのでしょう。
全てを学ぶことはできないけれど、少しずつ自分の中にも重ねていけたらいいな。
なにかオススメがありましたら、またお教えいただければ幸いです。
読んでいただき、ありがとうございました。

ゆのじ

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